2000年前後の食の安全
2000年前後は食の安全について脅かす大きな事件が起こりました。
まずは1996年のO157事件で、これまで安心とされていた日本の食の安全が一気に疑われるようになりました。
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またその2年後の1998年、和歌山県で起きたカレー毒物混入事件。
ある地域の夏祭りに出されたカレーに毒物が混入されて、4人もの死者が出た恐ろしい事件です。このカレー毒物混入事件は、11年目を迎え2009年4月に被告は死刑と確定しています。
この事件が日本にもたらした影響は模倣犯ということです。
これまで食の安全は、意図的なところで発生するということはないとの認識でしたが、カレー毒物混入事件は人為的に連続的に発生する事態になってしまったのです。
グリコ森永事件のように自殺者が被害者として出たものの、直接的に食品に薬物が混入することが原因で被害者が出なかったという事件ではなく、誰も予測できない事態になってしまったのです。
そして21世紀を控えた2000年、時代の流れを決定づけた事件が発生しました。
雪印集団食中毒事件です。
日本を代表する最大手の食品メーカーが、食中毒事件を起こし、さらに死者も出してしまいました。
雪印集団食中毒事件は、北海道の大樹工場で、脱脂粉乳が停電により病原性黄色ブドウ球菌を増殖させました。
それをもとに雪印乳業大阪工場で生産された低脂肪乳を飲んだ人が、食中毒になってしまったという事件です。
この事件からこれまで安全と確信していた日本の食の安全が、大きく変わり完全に崩壊したとも言えるでしょう。
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