消費者が不安に感じている要素

増大する不安
産地偽装や輸入食品の毒物混入などの事件を機に、消費者の「食」に対する関心が高まったのと同時に、食品に対しての不安がますます大きくなってきたことは確かです。

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そこで、消費者が、食品に対して実際に不安に感じている要素について調べてみました。

食品安全委員会が平成15年に実施した食品安全モニター・アンケート「食の安全性に関する意識調査によると、食品の安全性の観点から、より不安を感じているものとして、回答者の約68%が「農薬」を選択していました。次いで、「輸入食品」「添加物」「汚染物質」の順で選択率が高くなっていました。


不安を感じる理由
農薬を不安要素として感じている消費者は、「消費者からは産地の実態が見えない」「農薬の使用に対し、生産者のモラルに不安がある」「海外産地の農薬の使用基準や生産管理体制に不安がある」「残留農薬の検査体制が信用できない」などの理由が多いようでした。

輸入食品に不安を感じている消費者は、その理由として、「輸入元の農薬の使用状況がわからない」「日本では使用禁止の農薬が使われている」「日本と外国とでは添加物の使用基準が違う」など、輸入食品における農薬や添加物使用について挙げていました。

また、添加物を不安要素として感じている消費者は、「発がん性があると言われているものがある」「表示されていないものも多い」「子供が食べるものにも使用されている」「表示が正しいかどうかが不明である」という意見を挙げていました。

汚染物質(主に環境ホルモン)に不安
を感じている消費者は「目に見えない」「生活に深く関連している」「環境や動物、人体への蓄積による将来的なリスクがわからない」などの理由が挙げられていました。

こうして見てみると、農薬や輸入食品、添加物や汚染物質などは、消費者にとって非常に身近なものでありながら、その詳しい使用状況やリスクなどが分かりにくいという点が、不安につながっていることがわかります。

逆に考えれば、少なくともこれらの不安要素についての正確な知識や情報があれば、感じている不安を小さくしていくことができると言えるのではないでしょうか。

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